【ヒューストン=花房良祐】米航空機大手ボーイングが小型機「737MAX」の一部の機体の引き渡しを停止したことが13日、明らかになった。製造品質に問題が発覚したため。引き渡しの遅延が長引けば各航空会社の運航計画に影響しそうだ。
垂直尾翼につながる後部胴体の製造品質に問題が発覚した。部品メーカーのスピリット・エアロシステムズが担当した部分で、同社以外の部品メーカーが担当した機体には問題がなかったという。
ボーイングは2019年に製造した機種まで影響する可能性もあるとしている。引き渡し前の機体についても「かなりの数が影響を受ける」と日本経済新聞に明らかにした。米連邦航空局(FAA)と協議し、補修の準備を進める。現在飛行中の機体の安全性に問題はないという。
ボーイングは12日にスピリット社から報告を受け、過去に引き渡した機種について精査中だ。ボーイングは23年に少なくとも400機の737MAXを納入する目標を掲げており、23年1〜3月は111機を引き渡し、さらに増産する計画もあった。
ボーイングは「影響を受けた顧客と引き渡し計画について話し合っている」とコメントした。ロイター通信によると、ユナイテッド航空は13日、ボーイングと協議した結果、年内の運航計画に大きな影響はないことを明らかにした。
737MAXは18年と19年に墜落事故が発生。ボーイングは引き渡しを停止し、各航空会社が運航を一時停止した。安全性を確認し、増産を急いでいたところに再びトラブルに見舞われた格好だ。
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2023-04-14 02:15:42Z
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