[東京 11日 ロイター] - きょうの東京株式市場は、しっかりした展開が想定されている。前日の日銀新正副総裁の会見で大規模緩和継続の意向が示され円安が進んだことを支えに、日経平均は買い優勢でスタートしそうだ。円安の恩恵を受けやすい輸出関連株を中心に上昇するとみられている。
一方、米金利が再び上昇基調となっているほか、前日の米市場ではナスダック総合が小幅安となったことで、ハイテク株は上値を抑えられそうだ。
日経平均の予想レンジは2万7650円─2万7950円。
前日の米国株式市場はまちまちだった。大型株が売られてナスダック総合が小幅安となった一方、ダウ工業株30種は工業株への買いによりプラス圏で引けた。S&P総合500種はわずかに上昇して取引を終えた。米雇用統計の結果を消化し、週内に発表されるインフレ指標や銀行の四半期決算発表に備える動きとなった。
きょうの日本株市場は買い先行でスタートする見通し。前日の日銀正副総裁の会見では、植田和男新総裁が現在の長短金利操作(YCC)など大規模緩和を継続することが適切と語った。市場では「黒田緩和を肯定する形で緩和継続のメッセージが示され、大きな動揺は広がらなかった」(三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏)という。
市川氏は、日銀の4月会合での緩和修正の思惑が後退したことも支援材料となり、きょうの日経平均は2万7000円台後半でしっかりした展開になると予想する。
植田総裁の発言を受けてドル/円相場では前日の取引時間中に比べて円安が進み、足元では133円台半ばで推移している。円安を支えに自動車など輸出関連株は堅調に推移するとみられている。
主なスケジュールでは、国内ではJ.フロント リテイリングが決済発表を行う予定。海外では、ユーロ圏で2月小売売上高が発表予定となっている。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27633.66 28734.79 25661.89
+115.35 2023/03/0 2023/01/0
9 4
シカゴ日経平均先物当限 27865(円建て)
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2023-04-10 21:55:00Z
1919315600
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